第14回研究会
2017.4.12(水)
18:00-19:30協生館4F 階段教室4
ディープラーニングの投資情報への応用 〜 Now-castingとその周辺 〜
山本 裕樹 (野村証券クオンツ・ソリューション・リサーチ部)
講演概要
本講演では、近年急速に発達するディープラーニングの金融における応用について述べる。従来の運用システムでは主に財務やマクロ経済指標等の数値データを元に売買判断する機械学習モデルを構築していたが、ディープラーニングの登場によって自然言語や画像等の非構造データを投資情報として活用する新たな試みが始まっている。特に公表前の財務やマクロ経済指標を予測する試みはNow-castingと呼ばれ、投資情報は勿論、マーケティングや政策判断への応用も視野に注目が集まっている。本講演では金融実務の現場でディープラーニングを用いたNow-castingに取り組んできた経験を元に、成果や課題について解説する。
日本金融・証券計量・工学学会
高頻度データ・ビッグデータ活用法研究部会 Link